土日診療・夜間診療・CT完備

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TREATMENT

低線量CTによる肺がん検診

当院にはCANON製のマルチスライスCT「Aquilion Start/i Edition」が設置してあり、肺がんを早期発見するためのCTによる精密検査が即日可能です。
最先端の技術により低線量(低被ばく)です。

通常、肺がん検診は喀痰細胞診検査や胸部レントゲン撮影が行われます。
これらの検査はある程度大きくなった肺がんを見つけることができますが、早期の肺がんや心臓・横隔膜と重なる部位にある肺がんには不向きで、肺がんを発見できないことがあります。
当院のCTは、胸部レントゲン検査で発見できない、ミリ単位の肺がんを検出することが可能です。

肺がんは喫煙と大きく関連があります。
現在タバコを吸っている、あるいは過去に吸っていた方で低線量CTによる肺がん検診にご興味のある場合はスタッフにご相談ください。

メリット

普通のレントゲン検査では見つけにくい、
小さな肺がんを見つけることができます。

医学的な根拠

欧米では重喫煙者を対象とした低線量CTによる肺がん検診の有用性を示した大規模な臨床試験がいくつか報告されています。以下のURLは2011年にThe New England Journal of Medicineという権威ある医学雑誌に載った論文で、「重喫煙者は低線量CTによる肺がん検診により肺がんの死亡率を20%減らした」と報告しています。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4356534/pdf/nihms320819.pdf

日本人を対象とした日立コホート研究では、喫煙の有無にかかわらず、低線量CT検査は肺がんによる死亡率を下げる可能性を示しています。日立コホートは無作為化比較試験ではないため、Self-selection Biasがあり専門的な解釈が必要です。

日本肺癌学会は欧米のいくつかの臨床試験をもとに2022年のガイドラインでは「肺がん検診では低線量CTを用いた検診を推奨する」と公表しています。

対象者

・50~74歳
・重喫煙者→
(1日の喫煙本数)×(喫煙年数)が
600以上の方
※例えば、
(1日20本)×(35年)=700の方

【デメリットについて】
低線量CT検診のデメリットが
2つあります。
①過剰診断 ②偽陽性

過剰診断とは、その方の死亡に関係しない、進行のゆっくりな肺がんをCTで発見してしまうことです。結果論ではありますが、肺がんによって死亡する前に、肺がんと関係のない原因で亡くなることがあるのです。

偽陽性とは、当初は肺がんの可能性があると指摘されたものの、CTで経過観察していくうちに肺がんではないと判明したり、あるいは精密検査の結果で肺がんの診断に至らなかったものをいいます。

当院の特徴

01

即日検査が可能です。検査の所要時間は5~10分程度です。

同日、呼吸器専門医からの結果説明を行います。
放射線科医に依頼し画像読影のダブルチェックを行います。

費用(自費検査):15,000円

※消費税別途

CTで肺がんの
疑いと言われたら

当院には肺がん診療を長く行っている医師が在籍しています。
CTで肺がんの疑いとなった場合、引き続きCT検査で経過観察をすべきか、
あるいは気管支鏡検査やCTガイド下針生検などの更なる精密検査目的に
近隣の総合病院に紹介させていただくか判断します。